日本が壊れる前に政治の変革を期待します。
日本人は勤勉で優秀です。
毎日神経をすり減らし、我慢しながら働いている人も多いと思います。
しかし、政治家の選択のミスを重ねて、自分の貴重な人生の時間と財産をドブに捨てています。
自分の失敗や努力が足りなくて時間とエネルギーを浪費してしまうのならまだ納得ができます。
しかし、政治家システムを変革しないためにそうなることは我慢できません。
なぜ、平気でいられるのでしょうか?
グリーントランスフォーメーション
政府はGX(グリーントランスフォーメーション)への投資を呼びかけています。
2030年までに官民あわせて150兆円の投資を始めます。今年から毎年17兆円の無駄遣いをすることが決まっています。2050年までにトータル400兆円を投入するつもりです。27年間で国家予算の4年分です。
●(3)カーボンニュートラルの実現・GXの実行
●官民の脱炭素投資の規模感・タイムフレーム(イメージ)
カーボンニュートラルは絵空事
カーボンニュートラルがいかに絵空事かを理解するために、小学生でもできる簡単なので計算してみてください。
2013年〜2020年の日本のCO2排出量の削減量は0.76億トン。日本のCO2排出量 は11.50億トン(2020年)。
このペースで削減するとカーボンハーフまでに【61.3年】、カーボンニュートラルを達成するのに【122.7年】かかります。現状の4.5〜8.7倍のスピードで削減しないと達成できません。一人一人が簡単な計算をしてみてください。
目標達成には劇的な発明がなければ不可能です。
そもそも気候危機によってこの数十年以内に人類生存の危機にいたるエビデンスはありません。
もし、再生可能エネルギーへ全てシフトしたとしても全CO2排出量削減量の7.5%。
残りの92.5%を産業、運輸、業務、家庭部門で削減することになります。
日本社会は生産活動は止まり、多くの犠牲者を出すことになります。
●日本の部門別二酸化炭素排出量(2020年度)
https://www.jccca.org/download/65477
どんな技術革新が進んでも、これまでの30年間の実績から想定してみると、あと7年で30年の実績をひっくり返すことは現実的ではありません。
政治家は誰一人こんな簡単な計算もせずに、「脱炭素、カーボンニュートラル、SDGs」と連呼しています。
SDGsバッジは外国人から「謎のカルト」と思われている…SDGsが通じるのは日本だけという残念な事実
元ウクライナ大使馬渕陸夫氏が【脱炭素社会について】でそのカラクリを暴露しています。
【IPCCの実態】IPCCは科学から逸脱
●地球温暖化の検証について
●脱・脱炭素
●脱炭素の参考サイト
日本政治家の信頼度
日本の政治家の信頼度は世界40ヵ国中37位にもかかわらず、代議士の報酬は世界第3位、手当てを含めると世界第1位です。
日本国民はどこまでお人好しなのでしょうか。
●日本国民の政治家への信頼度はなぜ世界最低レベルなのか
●「国会議員の報酬」ランキング世界30カ国中第3位
公職任命コミッショナー制度
解決方法はあります。
第一に国政から地方自治体まで「公職任命コミッショナー制度」を導入
することです。
第二に選挙行動を変えることです。政治に老害、世襲制を排除するために、既存議員の落選運動を起こすことです。
簡単です。選挙で50代以下の野党の新人議員を当選させることです。新人与党議員は官僚に絡め取られるか、既存与党議員に影響を受けるので政治改革になりません。
●『審議会革命』日隅一雄編訳、青山貞一監修
英国の「公職任命コミッショナー制度」を提言
●立法府が本来の機能を取り戻すために
日本が壊れる前に変革が行われることをお祈りします。
江原 幸壱